1001 One Thousandand One

初めまして、1001のmasaと申します。
本来僕は情報を発信することが得意ではない。
続いた試しがないし、そんなにたくさん発信できる情報量も残念ながらない。
だから気ままに少しづつ、そしてひっそりと自分のペースで続けていくことにする。
バカが壁に向かってしゃべってるよ、くらいの気持ちで読んで頂きたい。


まず、今回は第一回目なので、美容院についての僕の考えを書きたい。

現在、美容院は完全に飽和状態だ。
なにしろコンビニや信号機よりも美容院が多いと言われているこの時代、石を投げたら美容院にあたるんじゃないかってくらい美容院が多いにも関わらず、また美容院が一軒増えた訳だ。
だからいろいろな人に『あなたのサロンの強みはなに？』とか『他の美容院とどうやって差別化するの？』とよく聞かれる。
もちろん、どの美容院にもそれぞれ強みがあるだろう。

カットがうまい、カラーが豊富、エクステがきれい、リラックスできる、仕上がりが早い、値段が安い、ext…いろいろな売り方でそこにしかないものをアピールしている。

何年前だろうか、あるカッターにあなたはお店に来てくれたお客様に何を提供するのか、と聞かれた。

僕は突然の質問にうーん…と思い悩んだが、その人物は続けざまに捲し立てるように僕に言った。

『我々がお客様に提供するのはサービスでも癒しでもない。我々が美容師としてお客様に提供しなければいけないもの、それは刺激だ』

世間が必死に付加価値を全面に押し出している時代の中、金属バットか何かで側頭部をひっぱたかれたかのように衝撃的だった。


それは美容院にとって至極当然のことなのだ。
どの美容院でもやっていることだろう。
しかし、当前のことであるからこそ、一番大切なことであることにそのとき改めて気づかされた。

もちろんサービスや癒しを否定するわけではない。
それらを強く押し出すサロンが山ほどある中で自分が言っていることは時代に逆行しているのだろう。
だからこそ、原点に立ち返るべきだと僕は思う。

1001がお客様に一番に提供しなければならないもの、それはかわいくなったときにわくわくする気持ち、きれいになったときにドキドキする高揚感、生まれ変わった自分をもっともっとたくさんの人に見てもらいたくて街を歩くときの興奮


『excite』


だ。